日本に伝わった蘭学、それを基に作られた杉田玄白の解体新書。。。
私の中でオランダは医学の国のイメージがあります。
実際にオランダには人体に係る博物館がたくさんあります。
その中の一つ、アミューズメント性が高くて人体標本もたくさんは置いてない(ここ重要!)子供たちも楽しめるCORPUSコルプス人体の旅博物館をご紹介します。
場所は私が神と崇める大好きなナツラリス(ナツラリス自然史博物館)と同じオランダ・ライデンにあります。
コルプスとはラテン語で体という意味。
名前の通りに自分が小さな生き物になって体の中を旅をするという体験型の博物館です。
ずっと行きたかったのですがいくつかのポイントにより二の足を踏んでいました。
①入場料が中々良いお値段。
大人も子供も23.95€(日本円、現在のレートで約4000円!)
なおかつ、オランダのミュージアムパス(オランダ国内の博物館に入れる年パス)は使えない!
②対象年齢が6歳以上。
現在は6歳以上推奨となっていますが、少し前まで6歳未満は入場不可となっていました。
次男が6歳になるのを待って行きました。
チケットは現地でも買えますが1€高くなるので事前購入をおすすめします。
あと私たちが行ったのは夏休みが終わってすぐの時期だったので空いてましたが、バカンスシーズンは予約が取りにくく埋まってしまう日があるようです。
10人くらいのツアーで約15分ごとに出発します。
始まる前にオーディオガイドが一人一つ配られます。
オランダ語・英語・フランス語他にも言語があったと思いますが日本語はありませんでした。
こちらは入場料に含まれています。
写真撮影は確認したところOKでした。
ツアーはおよそ1時間です。途中トイレはなさそうな感じだったので始まる前に済ませたほうがよさそうです。
ツアーですがガイドさんは特についていなくてオーディオガイドを聞きながら進みます。
中は暗くて少し気味が悪い感じですが、各部屋ではいろんな体の働きについて紹介しています。オーディオガイドを聞きながらスクリーンの映像を見ます。
映像が終わると次の部屋の扉が開いてなんとなく進んでいきます。
(暗くて先が分からないので恐る恐る進んでいきます。とりあえずオランダ人について行ってみるw)
このようなゴンドラにいくつか乗って上へ上へと上がっていきます。
最後に脳の部屋でツアーの終了になります。
ツアーが終わるのは最上階です。見晴らしのいい最上階にはカフェもあります。
これで終わりかとエレベーターで0階まで行っては行けません。
他の階にも展示があるので忘れずに立ち寄りましょう。
体にまつわる展示やゲームがあります。
個人的に衝撃だったのは避妊具の歴史コーナー。
一番初期に展示されている避妊具は紀元前460年のエジプトのもので当時ラクダを妊娠させない方法として子宮にストローのようなもので小石を入れていたそうで、それを女性にも進めていた。。。
紀元前1500年のエジプトでは蜂蜜とアカシアの棘を混ぜたものを膣に入れて殺精子作用を期待した。。。
更に18世紀では愛人が妊娠しないように子宮頚部に半分に切ったレモンと置くように指示した。。。
どれもこれも聞いているだけでお腹が痛くなりそう。。。
体に係わる学習の一部として性教育もきちんと取り入れるのはさすがオランダですね。
最後はお待ちかねのミュージアムショップ!ここのショップはマニアックで中々いい感じ。
痛み系は目が充血しているのがカワイイw
人体に関する博物館だけど子供たちが怖がる人体標本も置いてないし(少しあるけど)、アトラクションのように楽しみながら学べる世界的にも珍しい人体の博物館コルプス。
家族四人で約16000円の入場料とかなりお高いですが、個人的な感想にはなりますが私は行く価値があると思います。
なぜなら今の日本で人体というテーマだけでこの規模の体験型の博物館を一から作るのは難しいと思うからです。
オランダならではの博物館です。
子供たちともその後体のしくみの話をするときにコルプスで見たあれだよ言うと、あっあれねと経験と結びつけています。
確かに暗くて不気味でちょっと怖いですが幼稚園年長さんくらいからなら少しは興味を持ってもらえるのではないかなと思います。
もし行かれるのを迷っている方がいましたらこのブログが参考になればいいなと思います。
コルプス人体の旅博物館(CORPUS)
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