フィンランドのヘルシンキ自然史博物館に訪れた際に開館時間まで時間があったので(北欧の休日は朝がゆっくりですね。日曜日は11時オープンでした。)近くにあった中央図書館”Oodiオーディ”に立ち寄りました。
ヘルシンキ自然史博物館についてのブログはこちら↓
mamadinosaur-europe.hatenablog.com
元々本が好きで図書館も大好きなのと、ガイドブックにも載っている観光スポットのようだったので何の知識もなく興味本位で行ってみましたがここがすごいとこでした!
外観も近未来なんですが図書館の中もすごいんです。
行った後で調べて知ったのですがここの図書館は2019年に国際図書館連盟によってPublic library of the yearに選ばれたこともある世界一優れた図書館だそう。
そしてこの3階のフロアは”本の天国”というテーマで作られているそう。
ここの図書館のすごいなと思ったところはジャンルを問わず同じフロアで読むことができるということ。
例えば児童書コーナーなんかは日本だったら子供がうるさくしがちなので階を分けたり部屋を分けたりしていますが、ここは同じフロアなので子供を遊ばせながら大人は大人の本を読むことができます。
私が行ったときには見ることができなかったのですがロボットが自動で棚まで本を運んでくれるそうなんです。
確かにこのフロアで案内係の方を除き、スタッフの方をほとんどお見掛けしませんでした。
この建物の二階には市民が3Dプリンターやミシン、レーザーカッターなどの機械を気軽に使用できるコーナーとなっています。
その他楽器を借りて演奏したり、なんとゲーム機を借りてゲームをする部屋もありました。(Nintendo Switch,Playstation VR,Xbox One Xなど)
若者は大画面でNintendo Switchをやってました。ゲーム部屋は撮影不可でした。
私の思う公共図書館を遥かに超えた図書館でした。
児童書コーナーが大人の本と同じフロアで子供たちが自由に遊べたり、ボードゲームでも遊べたり、楽器やゲームが無料でできたり、本当にすべての人に平等に開かれた図書館でした。
(私は行きませんでしたがトイレも男女一緒のユニセックストイレだそうです。)
公共図書館でゲームが借りれるなんて、日本だったら税金でゲーム機買うなって炎上しそうですよね。
教育費や医療費といった金額的な面だけではない、福祉の本当の意味を考えさせられました。
福祉大国フィンランドをほんの一部ですが垣間見ることができました。
図書館に興味がなくても、是非一度足を運んでみてください。
図書館の概念が覆されます。
ホームページはこちら↓
地図はこちら↓