日本人は魚を食べます。そして割と身近な生き物として捉えて魚を愛し、世界的に見て国の面積に対して多いくらいにたくさんの水族館が日本にはあります。
それに比べてヨーロッパはそこまでたくさんの水族館がありません。
むしろ動物園が大小わんさかあります。
その数少ないヨーロッパの水族館の中で最大級と言われているものが2館あり、一つはポルトガルにあるリスボン水族館。もう一つは今回取り上げるスペイン・バレンシアにあるオセアノグラフィック水族館(Oceanogràfic València)です。
スペインの首都バルセロナから南へ350キロ、スペイン第三の都市バレンシアはパエリアの発祥の地でもあります。もちろんバレンシアオレンジも!
郊外に出ると高速道路沿いにたくさんのオレンジ畑を見ることができます。
とても温暖な気候でこの時は2月でしたが暖かかったです。冬は曇りと雨で太陽と無縁の北ヨーロッパに住む我々とっては本当にうらやましいくらいです。
水槽の展示としてはサメが充実していました。
サメ推しの方はいつまでも見られますね。
一番驚いたのは大きなショー用のステージ!
ヨーロッパ、特にフランスは動物愛護に対してとても厳しくて基本ショーなどは禁止されているところが多いです。フランスにもそこそこ大きな水族館がありますがこのようなショーを行う施設がないところが多いです。こんなに大きなステージをヨーロッパで初めて見ました。
オセアノグラフィックではショーを行っていましたが、ショーが始まる前にあくまで動物たちの行う訓練の一環をお見せするだけですよというような前置きを入れていました。
日本だったらこの規模のスタジアムで上からボールを釣り上げて、その高さまでイルカがジャンプしてみたいなダイナミックがショーが見られると思います。
この水族館ではイルカが一緒にジャンプしたり、トレーナーさんが背中に乗って泳いだりが精いっぱいな感じなショーでした。
ヨーロッパの中ではこのあたりが落としどころなのかなと思いました。
所変われば水族館のショーも変わるということですね。中々興味深かったです。
初めにも述べたように日本人は無類の水族館好きで、世界的にも類を見ないほどの数の水族館が日本国内各地にあるという特殊な人種です。
その水族館好きの日本人が作った日本の水族館をいつも見ていると正直ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。ヨーロッパの水族館ならではの良さもあるのでショーの件をはじめとするその文化の違いも楽しんでもらいたいなと思います。
でもやはり水族館はいいですね、癒されます。
そして冬でも太陽いっぱいで暖かいスペイン、最高でした!
オセアノグラフィック水族館(Oceanogràfic València)
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