子連れ恐竜オタク、ヨーロッパの博物館を行く。

恐竜オタクの目線でヨーロッパの博物館をご紹介します。

ヴェネツィア自然史博物館(イタリア・ヴェネツィア)

イタリアを代表する一大観光地ヴェネツィア(またはベネチア、ベニス)。

ここにもあまり知られていませんがヴェネツィア自然史博物館(Il Museo de Storia Naturale di Venezia)があります。

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅から歩いてすぐの水上バスのターミナルから

水上バスで10分くらいのところにあります。

メインの水路カナル・グランデ沿いにあるので水上バスから見えます。外壁の写真は撮り忘れました。

もちろん建物は水路のすぐそば。

高潮で浸水しないのかと心配ですが展示室自体は2階ぐらいのフロアにありました。

1階の廊下にはクジラの骨格が展示されています。

トラス状の組み方が美しいオウラノサウルスの実物全身骨格化石。

化石コーナーはイタリア産を中心にヨーロッパの化石が展示されています。

イタリア産の魚の化石、白い母岩でとても美しい。

ここの博物館の特徴としては場所柄なのかアフリカ由来の展示物が多いこと。

そして標本というよりも美術品要素の強いものがそのポテンシャルを保ったまま、美しく展示されているという点です。

(多くの標本にはキャプションがありません。)

自然史博物館にいるということを忘れるような不思議な空間です。

アフリカに関係するものが多く展示されている。

部屋一面のはく製。赤い壁が映える。

もはや自然史博物館を域を超えている気がする。

ただただ無造作に並べてあるだけなのに美しいと思うのは何故だろう。

人魚もいます。

こちらの部屋は昔ながらの標本がずらり。

この黄ばんだラベルがいい味だしてます。時代を感じます。

もちろん骨格もお忘れなく。あーこのホネホネ感たまりませんね。

サメちゃんもいらしゃいます。

ハチに関しては世界最大規模のコレクションだそう。

今どきな展示もあります。これは飛ぶをテーマにした部屋。

上質な翼竜の頭骨が展示されています。

この博物館を訪問して、私の中に従来あった自然史博物館イメージが吹っ飛びました。
この独特の雰囲気はヴェネツィアという魅惑な町に非常に合っていました。

本当に訪問してよかったです。

 

ヴェネツィアに来てまで自然史博物館に訪れる人は中々いないかも

しれませんが(現にお客さんがほとんどいなかった。)、

自然の美を感じられる素晴らしい博物館です。

もし訪れる機会がありましたら是非足を運んでほしいです。

 

 

ヴェネツィア自然史博物館(Il Museo de Storia Naturale di Venezia)

ホームページはこちらです↓

msn.visitmuve.it

地図はこちら↓

 

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